花園はここにありました!

アクセスカウンタ

zoom RSS 耐震補強工事(木造住宅の耐震工事)の紹介

<<   作成日時 : 2006/05/22 13:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006年5月22日追記:
朝日新聞に掲載されていた、古い木造住宅の補強工事例が写真入りで紹介されていたので、ここに転載したい。この写真は、よく現場を表現している。
  • 土台の補強
  • 根太(ねだ)の補強
  • 新設柱
  • 多分大広間で不足していたのであろう
  • 筋交い(すじかい)の追加
  • これは左右の壁を新規に作っている。そのための、補強で、非常に効果が高い。耐力壁が1間(いっけん、約1.8メートル)分出来るわけだから。しかも、土台、梁などとの結合部分もきちんと強力な金具が使用されているのが分かるだろう。
この写真を参考にして欲しい。
画像
この例では、築後70年の50ヘーベ(平方メートル)の木造住宅で、この補強で、強度が0.41から0.75に改善される。私の判断では、この改造をしなければ、震度6くらいで倒壊するであろう住宅が、相当のレベルまで補強されている。

↓お手間でもクリックをお願いします。
画像

この住宅で、強度を1.0以上にするには、500万円以上必要である由であるが、このレベルの補強では60万円程度で済むそうである。しかも、古い木造建築の多い墨田区では、特別に30万円までの補助金がでるのである。考えてみる価値のある補強工事である。ちなみに、下で紹介している「わが家」では、主として外壁部分の耐力壁工事の補強工事に数百万円かかっている。補助金はなしである。なお、木造住宅の各部の名称などについては、家の仕組み・構造図と言うサイトが分かりやすい。


<以下の記事は、2005/12/01 02:28現在で更新した記事である。>
さて、前回の記事へのアクセスが非常に多いため、ご参考までに、わが家で実施した耐震補強工事(木造住宅の耐震工事、耐震補強工事、耐震診断、床下調査からの筋交いの調査など、一括)について、写真入りでご説明しよう。
すでにご紹介の通り、平成元年の新築木造二階建ての建物であるが、延べ建坪が少々大きいのと、素人設計のため、また、工事途中で、構造用合板を外面に張る代りに、サイジングボードを直接貼り付けたという、どじのため、少々地震に対して自信を失っている状況でした。そして、平成12年に、業者に付け入られ、300万円余の大工事になりました。
  • 四隅に、特殊な大型のばねダンパーを取り付ける。
  • 補助に、土台に直結する金具を取り付け、土台を大きくして補強する。
  • 四隅の天井に、大型の三角金具を取り付ける。
  • 大壁を作る。合計で10ヶ所程度である。上部の梁から、下部の土台までを構造用合板で一体化する。もちろん、柱とも一体化する。
  • 内部の中心として、押入れの壁(3面)に、大壁を作る。それで、ここが大きい柱として機能する。
これが工事の全てであるが、大壁を作るのを、最初に提出した工事要領ではない、現場の省力化の工事をしているのを発見し、当初の工事要領に変更させたり、大型のばねダンパーを柱に取り付けるのを、木ネジを使用したりしているのを、通しボルトを使用するように指導したり、土台のコンクリートをきちんと鉄筋工事、枠工事をするように指導したり、大変でした。また、外壁は、サイディングの上に、セラミック塗装(細かい骨材を含んだセラミック塗料を4回塗りし、最後にクリア塗料を1回塗って終了)をしているので、そのセラミック塗装用の塗料を、セラミック塗装を実施した会社から取り寄せるように指導したり、大変でした。
それでは、事前の調査から。床に潜って全部の筋交いを確認します。
大変な枚数の写真が提出されましたが、床下の汚い写真ばかりなので、2枚ばかりご紹介しましょう。
画像画像
それにしても、奇麗ですね。築後10年だから、こんなもんでしょうけど。防蟻剤とは別にコールタールのような防腐剤も塗布されており、地面も乾いている。少々床材の裏がかびていたりしているようだが、心配ないのかな。
これで、建築確認での提出図面で示されている筋交いがきちんと工事されているかをチェックしました(床から筋交いの有無と厚み:45ミリが確認できるとは存じませんでした)。ほぼ間違いはありませんでした。土台の具合もチェックしました。床材の状態もチェックしました。ここまでは良かったのですがね。


↓お手間でもクリックをお願いします。
画像

次いで、工事に入ります。

(1)大型のばねダンパーの取付けです。

写真を示します。基本的に、サイジングを剥がしたところの写真、ばねダンパーを取り付けたところ、そして、ばねダンパー(ディスクスプリングです)の拡大の写真などを紹介します。
画像画像
画像画像


↓お手間でもクリックをお願いします。
画像


(2)天井に三角金具を取り付けます。

柱の間隔は約90センチだから、この金具はかなり大きいですよ。
画像画像

(3)そして、大壁を見てみましょうか。

この大壁とは、天井の梁と、土台を直結するのですが、構造用合板の長さは、180センチと決まっていますから、途中で、張り合わせる必要があります。もちろん、そのところには、補助の木材を事前に打ち付けておく必要があります。柱や梁にこの合板を打ち付ける、ビスは51ミリである。これで、12ミリ厚の合板を柱に固定します。ビスの間隔も指定されています。
画像画像
まずは、サイジングを剥がしたところを示しましょう。続いて、構造用合板を梁に打ち付けます。軒(のき)材を剥がし、その上の構造が見えていますね。そして、そのところで、梁に合板を打ち付けるのです。その後、もちろん、土台まで、合板をつないで張ります。柱にも打ち付けますから、これでやっと、左右の柱、上部の梁、下部の土台を12ミリの構造用合板で一体化させた「大壁」が出来上がりました。これは強いですよ。2by4工法では、これを工場で作るのですが、きちんとしたものが出来ているか、施主は必ず現場に足を運ぶことです。
画像
そして、これらの構造物が、きちんとジョイントされるかをチェックする必要があります。
それでは、これらの大壁を作った後は、防湿シートを貼り、その上にサイジングボードを張り、最後に、セラミック塗装です。4〜5回吹付を行います。大変時間を要する工事です。通常の塗料なら、周りの塗装の色と整合性を取る必要がありますが、今回の塗装は、元々のメーカーから材料を取り寄せているので、全く心配なく同じ色に仕上がります。何年経っても変色はありません(現在も同じ色を保っています)。ちなみにそのメーカーは「日東工業」です。難点は、高価なことです。

(4)土台を作る

続いて、 大型ばねダンパーを取り付けた肝心かなめの場所の土台を、大きく作ります。これも中々の工事でした。全部で6ヶ所程度、出っ張りが出来てしまいましたが、幅が30センチ、深さが15センチくらいある土台だから、まあ、仕方がないか。そして、枠を組、鉄筋を組み、コンクリートを流します。
そして、最後の塗装をした後の土台を見て下さい。少々不細工ですが、仕方がないですね。
画像画像
画像

(5)ダンパーの取付け

ちょっと忘れていましたが、大型のばねダンパーは、柱に通しボルトで固定します。最初は、さぼって、木ネジで止めようとしていました。それは無いでしょう、といって、大工にクレームを付けました。営業さんが慌てて飛んできました。そんな間違いはしないように、くれぐれも注意をしました。
画像

(6)ついで、内部の工事です。押入れに大壁を作ります。

そして、この部分に同じようにして大壁を作ります。そのため、今まで押入れから天井に上がってLANの配線工事などをしていたのですが、もう出来なくなりました。メンテは小さな窓からするしか方法はありません。TVのアンテナ線の工事も出来なくなりました。ディジタルになったらどうすればいいのかな。
画像画像
これで、工事は終了。イヤー、大変でした。


最後までおつき合いいただきありがとうございます。
↓お手間でもクリックをお願いします。
画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
耐震補強で家を地震から守る
噂の東京マガジンで、耐震補強工法というものが以前に紹介されていました。^^SRFベルトというものを使って、柱に接着剤でベルトを貼り付けるというものなんです。このベルトを貼り付けるという方法が耐震補強に対して、お金があまりかからなくて簡単に行えるということで注目されているそうです。^^このSRFベルトを使った新しい耐震補強工法を開発した会社を見つけたのでご紹介しますね。こちらです。→構造品質保証研究所株式会社この会社に関する記事を見つけたので併せてご紹介します。いやぁ、よく調べ... ...続きを見る
ローコスト住宅@情報バンク
2007/03/15 21:48
箱根町強羅に行った
台風9号、震度6の静岡県の地震、その中で強羅に行った 全く大変な日でしたよ。朝の6時にど〜ん!と一発食わされた。私のところは震源に比較的近い横浜市だから、震度は5+でしたが、耐震の工事のおかげで、なんともなくすごせました。とにかく400万円もしたんだからね。何もえらいわけじゃない、新築のときに設計者がサボった工事を後からやったようなもの。要するに、住宅金融公庫の融資が認められるためには必須の工事らしいが、大壁工事というものです。たしか、私のこのブログにもどこかに乗っているはず。(耐震補強... ...続きを見る
花園はここにありました!
2009/08/14 00:29

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
耐震補強工事(木造住宅の耐震工事)の紹介 花園はここにありました!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる