彼らは、社会統計を重要視していないのだろうか?

私が、すでに、統計学の初歩のことをこのブログ「統計について、何か間違っていないか?」に掲載している事は、ご存知でしょう。それは、アマゾンなどのカスタマーレビューで、あまりに単純かつ、率直な意見をそのまま自分で信じて、それを自分のカスタマーレビューに掲載している人がいるので、ちょっと注意を喚起する意味で、私の今までの経験を掲載したのです。

すなわち、社会統計と言うのは、統計学としては非常に難しい学問で、(私の考えでは)あの、林知己夫さんが長い期間かかってやっと学問として成り立ったような物なんですが、社会現象を説明しようとした場合に、単純統計(要するに、総計です)なら、そのまま書けます。犯罪数が増加している・減少している、などなど。犯罪統計にでている数字をそのまま書けばいいのです。しかし、単純統計は、単純統計以上の何物でもありません。その数字の言っていることは、その数字そのものだけです。だから、犯罪数が増加していれば、それはその通りしか言いようがありません。それ以上のことは言えないのです。犯罪数がたとえ減少していても、それは、日本人が犯罪を犯さないようになったと言うことさえ言えないのです。犯罪の背景が全然説明されていないからです。外国人が多くなっていたら、どうなるか? それとの因果関係は、別途調べなければならないのです。調べた結果、何らかの「有意(差のあること)」なことが分かれば、それを論文にすることは出来ます。しかし、単に、犯罪数が減少したからと言って、最近の若年者層が、そのような、悪質な犯罪を犯さないようになったなど言えないのです。たとえば、「他のことで忙しすぎるため、犯罪を犯さなくなったとか」、「犯罪を犯すだけの『意志力』が減少した」とか、「世の中にたいする関心が薄れた」とか、「経済力がある程度満足できるレベルまで上がったため、犯罪を犯して、刑罰を与えられるより、ゲームをしておとなしくしている方が良い」とか。

何らかの背景があるはずです。もちろん、ある非常に効果のある向精神薬が出たので、精神障害者の犯罪率が劇的に減少し、それに起因する犯罪数が減少したのかもしれません。それは、その方面の方々は、良くご存知のはずです。「ルーラン」と言う薬が劇的な効果を有していることは有名です。そのため、ある種の精神病者に対して劇的な効果を有するため、彼らの犯す犯罪が劇的に減少する可能性があります。(「誰々を殺せと天の声が自分に命じている」、などという、多重人格的な「陽性症状」が劇的に押さえられるのです。)

ですから、単純集計(統計)では、この背景は、別途の研究の結果を待つまで、何も言えないのです。しかし、ある人は、「統計を見る限り、少年たちは凶悪化もしていなければ、重大事件の数も増えてはいない。凶悪化どころか少年たちは、明らかに人を殺したり、強姦したりしなくなってきている。」(芹沢一也著:ホラーハウス社会、18ページ)と書かれている。これは、どのようなことを言っているのか推定する以外ないが、多分、単純統計(集計)の結果を言っておられるのだろう。少年犯罪データベースという非常に参考になるデータさえ用意されている国だから、これを単純に読めばその通りだろう。私はそれを単純統計と言っている。しかし、ここに言う「少年」は、10年前、20年前、いや、100年前の「少年」と同じだろうか?彼らの育っている家庭は、10年前、20年前、いや、100年前の「家庭」と同じだろうか?社会についても同じことが言える。犯罪を取り締まる組織に関しても同じことが言える。判事、刑事、弁護士についても同じことが言えるし、これらの犯罪による「被害者」「被害者家族」についても同じことが言える。ようするに、これらの背景の元で、犯罪が発生し、犯罪数としてカウントされる。迷宮入りの犯罪もあろうし、ひょっとしたら、神隠しのように消えてしまったものを事件として取り上げないかもしれない。

私は、この単純統計(集計)の結果が間違っていると言っているのではない。だから、芹沢氏の言っている「少年たちが凶悪化しているわけではない」と言いたいことが分かる。分かるが、理解するわけではない。その理由は、単純統計に過ぎないからだ。その背景を分析して、それを主成分分析などの手法を用いて、影響を与えている要因をとりだし、「確かに、これだけの影響しか与えていないから、凶悪化していない」と論文を見せていただけば、分かったとシャッポを脱ぎましょう。

これについての論議はここで終わります。私自身、このデータを解析するだけのバックグランド(コンピュータやデータ、費用、責任、義務)を持っているわけではないから、解明は出来ません。ですが、この単純集計の結果を利用して、本を書こうとする人は、単純集計の結果だけで、それを書いてはいけないのではないかと言うのが私の意見です。ただそれだけよ~♪

かれらは、ブログのTBを消すのはなぜ?

私は、芹沢氏と藤井氏のブログに私のブログ「統計について、何か間違っていないか?」を何回かに亘ってトラックバックをしたのですが、夜中の2時、3時なんですがね、それが暫くすると消されてしまうのですよ。恐ろしいことおびただしい。このような学術的なことは、非難でも何でもないから、討議すれば済むことです。それをしないで、TB自体を消去されるのです。その証拠として、4月22日のログを見てみましょう。pdfファイルで保存されているものを画像でお見せします。まず、芹沢さんのブログへのTBです。他の方のは幸せに掲載されている下の方に、私のも載っていますね。
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それが、何と1時間ほど経過して削除されました。
同じことが、藤井誠二さんのブログについても起こりました。藤井さんの方はかなり長期間に亘って掲載されておりましたが、26日に、他の方のTBと同時に消去されました。今は、TBもコメントも受け付けない状態になっております。
画像

今は、現在のブログを見ていただけば分かるから、アップロードはしませんが、完全に消滅しています。私が言いたいのは、彼らは、私の素人の「社会統計」の論議を意味が無いと言っているのか、時間の無駄と言っているのか、間違っている基地外の話は聞きたくないと言っているのか不明ですが、何れにせよ、私のこのブログ「統計について、何か間違っていないか?」のTBを消された事実を事実として皆さんにご紹介して今日は終了します。長い一日でしたね。ついでに申し上げれば、芹沢さんのブログサイト(アメーバー)では、ピンク系のTBを自動で貼り付けるのを防止する目的で作られているツールを使用して、IPでTBが拒否できるようです。TBをしても、一発で消去されます。だから、もうやめました。

変な話ですが、藤井誠二氏のブログ(芹沢氏との対談:〔少年法の透明化と「厳罰」はセットだったか〕)
藤井:少年法や加害者にやさしい刑法を死守してきた日弁連をはじめとした人権派の人々の反論は、あまりにもおそまつでした。「少年犯罪は増えていない」という一点張りでした。そのあたりは宮崎哲弥さんとの対論本『少年の「罪と罰」論』(春秋社)で検証しました。少年法改正に反対するには弱すぎる理由だった思います。
という記事がありました。「少年犯罪は増えていない」という一点張りは私が指摘するまでもなく、藤井氏にとっては「あまりにおそまつ」と感じておられたようです。

追加:公開された著名なブログで、TBもコメントも受け付けない(認証制は別)状態になって運営されているブログは、単に運営者を含む閉じたグループの内緒話の場になってしまっています。いわば自分たちだけの快楽をむさぼる場ですね。他の人の介入(TBやコメント)を受入れて初めてこれは公開されている意味がありますね。それなら、通常のウェブサイトを運営する方が余程、適切ですね。ウェブサイトでもBBSを取り入れているくらいだから、他の人のコメントは受入れが可能です。ピンクTBと同じ扱いをして、その人のTBを逃げるとは、何とも情けない運営者ですね。それでも、著名な著作の著者が運営しているブログサイトですか?

2006年4月27日の午後、芹沢一也氏のブログは、「破れかぶれ」さんのフォローアップから、風向きが変わってきました。IP指定で、アダルトTBを拒否するツールで、TBを拒否していたのが元に戻ったようですね。藤井誠二氏のブログは、相変わらず、TBもコメントも消去されたままで、受け付けもしていないようです。

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この記事へのコメント

Caro Ideale
2006年05月29日 00:00
多くの正書を読んでいるわけではありませんから、多くの本が不合格になるかどうかを申し上げることは出来ません。ですが、ただ「少年犯罪は急増していない」だけを論拠に、「少年犯罪」と「精神障害者」の犯罪に過剰反応している「社会がおかしい」という結論を導くのは、何とも理解しがたいですね。私が言っているのは、それだけです。
芹沢さんのhttp://ameblo.jp/kazuyaserizawa/entry-10011194568.html#c10021708943
のブログのコメント欄での討論は差し控えさせていただきます。言いたいことがあれば、自分のブログで書きます。
安原さんに一つだけ言いたいことは、「おじさん」と「■ゲーム脳や「ニートが犯罪者になる」ということを頑なに信じている「統計のプロ」の方に・・・」とは、どういうことでしょうか?私は「おじさん」というハンドルでもありませんし、「ゲーム脳やニートが犯罪者になる」ことを信じているわけでもありません。「温泉等にいかれて、のんびりされる・・・」は大きなお世話です。貴方自身に適用したらどうですか?
カズト
2006年05月07日 11:39
青山はここにありました様の要求する水準で統計を使った少年犯罪に関する議論を篩にかけると、論者の立場に関わらず大半が不合格になりそうです。
2006年04月27日 18:26
彼らは、彼らの中だけで閉じている、仲良しクラブの住民です。あなたのコメントが良く生きているなと思っていたのですが。それだけの物しか持っていない連中ですから。アマゾンのカスタマーレビューもどれだけ信用できるか怪しいものです。
私の、http://books-people.at.webry.info/200603/article_4.htmlの書き込みを見て下さい。ほとんど、荒らしですよ。消さずに置いておりますが。安原さんは、芦沢さんの本の編集者です。彼女がもう一つ書き込みをしたら、彼女のコメントは私のウェブサイトに移動させます。
破れかぶれ
2006年04月27日 17:59
 芹沢一也さんのブログより来ました。
 僕の場合は、小林さんの「社会統計学」のような大袈裟なことじゃなく、もっと極「誰かが既に語ってそうな事」をいったにすぎません。
 だってそうでしょう。「犯罪被害者家族の視点」で言うなら、「弟を殺した彼と、僕」の原田正治さんは無視できないはずだから。当然藤井誠二さんらの言われる「犯罪被害者家族の視点」に充分合致します。
 なのになぜ彼らは原田さんについて触れないのか?これは「自分に都合の悪い本質的な部分にかかわる質問」故としかいいようがありません。事実藤井さんのブログの他の日のところで「藤井さんの本で、『弟を殺した彼と、僕』の原田正治に触れたのを見たことがありません。なぜでしょうか?」とコメントしたらこれまたごっそり「コメント」ごと消されてたんだから。

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