こんなのでいいのかしら? 政府の施策。

問題のある政府の施策

今日は、昨年来立法化された、または、改訂されたいくつかの法制に関して考えてみたい。主な視点は、社会・会社が、日本を壊しているのではないか? という観点である。日本を壊しているというのは、弱者が生きてゆくのを、より困難にして、強者はますます強者になってゆく、と言う観点である。

これを推し進めているのが、コイズミ自民党であるし、奥田某を頂点とする、経団連である。御手洗(「おてあらい」ではありません。「みたらい」です。敬称を付けるに値するとは思っていませんので、敬称を略します。)に代わったが、依然として奥田の影を引きずっている感じがする。

それでは、項目だけを挙げてみよう。
  1. 障害者自立支援法
  2. 医療制度改正
  3. 労働基準法改正(案)
である。

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取りあえず、一つ二つ、新聞記事を引用しておこう。

労働法制見直し:残業代を支払わないで、無制限の労働を強いる!!


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この記事(2006年6月14日:朝日新聞)は、残業代を支払わない階層を増やして、無制限に労働をするさせることを、脱違法化するという、産業界の要望に応じるものである。米国では、ホワイトカラー・エグゼンプション[新聞記事の左上の囲み記事参照]という、週給455ドル以上の管理・運営・学識者層を対象とした法制があるようだ。それ以外は、週の労働時間が40時間を超える場合は、残業料の支払いを義務づけている。

日本の場合、住居費・食料費・交通費・光熱費などの基礎的な費用が高いので、週給455ドル(年間所得、わずか、272万円)を超える人で、残業料を支払わなくなり、無制限に労働を命じられるとしたら、大きい社会問題を抱えることになるだろう。今でも会社の正社員は、極めて厳しい労働条件にあり、落ちこぼれて、パート、派遣社員などの非正社員化が進んでいると言う状況であるが、これがますます強化されると言うことを意味している可能性が強い

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このような記事(2006年3月29日:朝日新聞)を見ていただけば良い。また、不払い残業に関する調査として、2006年7月14日の朝日新聞に調査結果が掲載されているが、事実はもっとすごいと思う。私なんか、月に200時間超えの残業など、ざらでしたからね。もっとも、システムエンジニアだから、そんなことは当たり前の職種でした。
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医療制度改正

まあ、今の70歳を超えたお年寄りが、ほとんど医療費が無料で、病院が老人の会合の場になっているというような風景も散見され、これを見る若者たちがいらいらするのが手に取るように見えるが、このたびは、極めて厳しい医療制度の改悪がなされた。それは、下記のような新聞記事を見ていただけば分かるが、収入が621万円以上の老齢者夫婦では、窓口負担が20%で、それ以下の場合は、10%の負担で済んだものが、520万を超える年収の場合、30%負担へ、それ以下でも20%負担に増額する。それと同時に、75歳以上の高齢者独自の健康保険制度が誕生し、月額負担が6,200円となる。これに加えて、低所得者層に厳しい、定率減税、特別扶養家族控除などの減税措置が無くなっています。それに伴い、住民税、市民税が増え、同時に、国民健康保険料が増加しております。すなわち、所得税の増税+市民税の増税+国民健康保険料の増額の負担が一挙に実現されていたのですが、今回の医療制度改悪により、これに、医療費の負担増が追加されました。それを伝える新聞記事は、2006年6月14日の朝日新聞です。

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そうでなくとも、国民健康保険に入れない、支払われないで、医療を受けるのを拒否するような家庭が増加している現状で、ますます、医療を受けることが出来なくなる層を増やすことにはならないだろうか? 高齢者は邪魔だから、早く死ね!! と言っているようなもんだ。生活保護を受けてようやく暮らしている人は、健康保険料も支払わないのだから、医療を受ける資格はない、と言っているようなもんだ。とはいいながら、医療機関の方としては、法律で、診療を拒否できないとのことで、未払いの医療費がどんどん積み上がり、これのために、医療機関が破綻しそうなくらいなんだから。払えないものは、いくら、逆さに振っても払えない、と言うことだけは間違いない。(この記事は、2006年4月9日:朝日新聞です)極めて断片的な感想であるが、今まで混雑を極めていた、耳鼻咽喉科、整形外科のリハビリルームが閑古鳥が鳴きはじめているらしいです。今まで、これらの病因の患者を多くが、高齢者であったのですが、彼らの負担が重たく響いているようです。妙な現象です。これを、不景気と言うのかどうか不明ですが。

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これほど、将来に対する夢・希望が失われるような時代は少ないだろう。今回は、残業料支払いに関する記事(管理者層対応)と、高齢者・低所得者層対象の医療制度改悪を記事として載せた。

この、医療制度改悪を強制採決した、06年5月17日の衆議院TV:厚生労働委員会から、ダウンロードして、ビデオを見て欲しい。この強行採決は、わざわざコイズミが出席し、最後に、社民党・市民連合の阿部知子氏が2:48:20秒頃から質問を始めるが、それが終了時、3:15:45秒に、打ちきり動議が提出され、3:16:00秒に強行採決が実施された。その記録を良く見ておいて欲しい。このような重要法案にコイズミが出席して、強行採決をしたのだということを。その結果が、上掲の新聞記事に記載されている、医療費未納者の急増と言う現象をさらに強化するものであろう。

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この記事へのコメント

2006年11月23日 17:55
デジ1工担者殿
コメント有り難うございます。貴殿の言っていることが分かりません。もう少し具体的に書いていただけませんか。「自称弱者」とは? 「自助努力をしない人が8割」とはどこのどのような調査ですか?
残念ながら、私は貴殿の意見には賛成するものではありません。
デジ1工担者
2006年11月23日 17:02
先日KDDI総研のセミナー聞いて来ましたけど「自称弱者」の約8割は自身の競争力を高めるための努力をしない人達だそうっすね。

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